岩田松雄(著)「ついていきたいと思われるリーダーになる51の考え方」の感想

久しぶりに本を読んだ感想を書きます。

今回は岩田松雄さん著作の「ついていきたいと思われるリーダーになる51の考え方」という本です。

実は、この本は僕がブログを始める以前から持っていた本で、ブログを始めた後に、いつかブログで感想を書きたいと思ってもう一度読み直しました。

この本を書店で初めて見て思った印象は、本の感想からは少し外れますが、名前が「岩田松雄」さんなので正直「どちらも苗字で使えるな」というのが第一印象でした。

岩田松雄さんの経歴

リーダーシップ コンサルティング代表
早稲田大学ビジネススクール講師
立教大学ビジネススクール教授

1982年に日産自動車入社。製造現場、セールスマンから財務に至るまで幅広く
経験し、社内留学先のUCLAビジネススクールにて経営理論を学ぶ。
帰国後は、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ常務を経て、
経営者として頭角をあらわし、(株)アトラスの代表取締役として、
3期連続赤字企業をターンアラウンド、(株)イオンフォレスト(THE BODY SHOP Japan)の代表取締役社長としての売上倍増、スターバックスコーヒージャパン(株)のCEOとして業績向上等、“専門経営者”として確固たる実績を上げてきた。
講演では、プロの経営者としての経営論から人材育成、キャリア形成まで、
幅広いテーマで講話する。

ご覧のとおりとてつもなくすごい経歴の人です。

「THE BODY SHOP」「スターバックスコーヒージャパン」というすごく有名な会社の社長を歴任されています。
しかも、本の中でも書かれていますが、それぞれの会社では業績が落ち込んでいるときに社長に就任され、業績を見事に回復されている実力者です。

僕自身はコーヒーショップの中では、スターバックスが一番好きなので、お店に時々行ってよく飲んでいるのが、コーヒーフラペチーノです。

純粋にコーヒーが好きなので、余分なホイップとかは除いて、コーヒーかエスプレッソのシングルショットをさらに追加して注文をしています。

前置きが長くなりましたが、スターバックスの社長をされていた岩田松雄さんが執筆されたこの本の中から、リーダーとして大事だなと共感した内容をいくつか取り上げて紹介したいと思います。

二つの就任演説から学んだ、聞く人をイメージして話すこと

岩田さんがアトラスという会社で、社長に初めて就任された時のエピソードです。

・ビジネススクール用語が連発の就任演説
社長に就任するにあたり、就任演説を社員の前でする機会がありました。ここは最初の頑張りどころだ、今までと違った自分の考え方をしっかり見せないと、と私は思いました。そこで出てきたのが、ビジネススクールで学んだ知識や言葉でした。これからは企業価値経営が求められている。キャッシュフロー経営が重要だ・・・・。
ところが、目の前で立って聞いてくれている100人ほどの社員から、まるで反応がありません。身体はそこにあるけれど、魂はここにはない、といった状態。私は、一生懸命に半紙を続けたのですが、途中でハッと気づきました。

・女性社員が涙を流しながら聞いてくれた就任演説
手応えを感じたのは、発表している最中に何人かの女性社員が涙を流して聞いてくれていたことです。自分たちがしてほしい、さらには、したいと思っていたことを聞くことができたからでないかと思います。
この心からの一生懸命な言葉、生身のコミュニケーションが、会社を大きく変えるきっかけとなったのだと思います。

この二つの演説に関する概要を見て、どちらがついていきたいと思う社長の言葉かというと、僕自身も含め、多数の人は「女性社員が涙を流しながら聞いてくれた就任演説」だと思います。

「ビジネススクール用語が連発の就任演説」では、人の心を動かすのは難しいと思います。

そもそも、社長などのリーダーは単独で動かすことは不可能です。

部下や、部下の部下なども含めて一緒に動かないと会社の成長や存続はあり得ないと思います。

ここで僕が伝えたいことは、頭でっかちな発言や、個人の思想だけを一方的に伝えるのは良くなくて、リーダーには動いてもらう人の立場や視線に立つことが必要だと思います。

何か指摘をするときは、まずは褒めてから

何か指摘をする、という場面もリーダーには少なくありません。ただ、指摘というのがくせもので、叱られているととる部下もいる。また、直接、指摘をするとヘソを曲げてしまうようなこともあります。
ですから、何か指摘をするときには、何かを肯定し、褒めた上で、「こうしてほしい」という言い方を心がていました。
何か指摘をしたいと思ったときも、まずは肯定してからにする、褒めてからにする、ということです。

ここもすごく重要だと思いました。

しかし、決して部下を甘やかすということではないことも伝えたいです。

しかし、間違いなく言えることは、初めから一方的に上から押さえつけたり怒鳴ったりすることは間違いです。

このような一方的に怒るリーダーには誰もついてきません。

部下が何か失敗した時は、まずは失敗した内容の中から良かった部分を見つけてまずは褒めることが必要です。

そうすることで、部下も話を聞く姿勢ができるからです。いきなり怒鳴りつけて相手に兜の紐を結ばせて防御の姿勢になってしまっては、話はほとんど相手には伝わりません。

会社の上下関係に限らず、友人関係や、家庭でも共通していると思います。

リーダーは、逃げてはいけない


「オレはいいと思ったんだけど、上がダメだと言うんだよ」という台詞を部下に吐いてしまう。
「上が言っているから、しょうがないんだよ」で済ませてしまう。
これでは、部下はがっかりです。ミドルはいったい何のためにいるのか、と思われても仕方がない。
逆に経営者としても、このような「逃げるミドル」はいらないと思います。

正に、その通りだと思います。でも、これを完璧に行えるリーダーは、まだそれほど多くはないでしょう。

やっぱり、リーダーも一人の人間なので、ついつい言ってしまうこともあると思います。

僕自身も今は会社ではメンバー(部下)がいるので、上司のxxさんが言っているからと無意識に言ってしまってるはずです。

心がけたいことは、「上が言っているから」という一言で済ませて逃げるのではなく、たとえメンバーの思うような形にはならくても、メンバーのモチベーションを維持することはしたいと思います。

それができない中間のリーダーは必要ないと思います。

まとめ

・権力の恐ろしさを理解しておく
・トイレに行く姿まで常に見られていると意識する
・大勢のまでうまく話すには、とにかく準備をすること
・仕事を頼むときには「Why」から始めなさい
・徳を高めていく意識を持つ

などなど、この本には本当にリーダーとして必要な要素がたくさん書かれています。

特に後半の章になるにつれて、少し難しいけど、その分リーダーとして重要だと思える内容があります。

すべてを全うするには相当な経験や意志の強さが必要になりますが、リーダーという立場にいる人には読んでもらって、リーダーとしての仕事で悩んだ時などには読み直して何かの参考にしてもらえる本だと思います。

すごいなと思う、日本人経営者の本の紹介