プレゼンは「目線」で決まる。発表やスピーチの印象を良くすることができます!

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本を読んだのでレビュー・感想です。タイトルは「プレゼンは「目線」できまる」というものです。著者はプレゼンでは有名な西脇 資哲さんです。この方は本の中でも紹介されていますが、マイクロソフトの製品の発表のときにエバンジェリストとしてよく登壇されています。私も本業はIT業で働いているのでよく拝見しています。

それから、僕がこの本を買った理由は、僕は最近、仕事で商談席に出席して製品の説明をしたり、社内で勉強会の場でパワーポイントを使って発表をする機会が増えているので、そんな時にこの「プレゼンは「目線」できまる」というタイトルが名に入り即決で買いました。少し立ち読みをしているときに目次を見てた時から僕が求めている内容が多かったので本当に迷わず買っちゃいましたね。

ということで、この本を紹介したいと思います。内容をブログに書きすぎるとネタバレになるので、たくさんある項目の中から少しだけ紹介したいと思います。僕自身に特に必要だと思ったことを戒めと備忘録として書いています。

シナリオで目線をリードする

「本題70%・その他30%」の”シナリオ黄金比”の法則

みなさんは、与えられた時間のうち、何%を「本題」に使っていますか?
私がこれまでの膨大なプレゼン経験から導き出したのは「70%」という数字です。つまり、残りの30%は「本題以外のこと」を話すべきだということ。
では、本題以外に何を話すのか?
私はこの前半の3割の時間を「課題提起」にあてています。残りの7割の時間で「本題」について語る。これこそがプレゼンのシナリオ構築における「黄金比」なのです。

プレゼンなどに慣れていない時に、資料に書かれている文章を単純に読み上げたという経験はあるかと思います。もちろん、僕自身にもある経験です。しかも読んでいる時の口調が抑揚がなく単調にしゃべっていたら発表対象者の関心を全く引きつけることはできませんよね。

そこで、著者も伝えているように本題以外に問題提起をすることも非常にいいと思います。伝える内容の裏側には様々な問題・課題などが存在してると思うので、発表する内容に至った背景などを伝えるのもいいと思います。

それから、発表の内容を単調にさせないためにも、僕が発表などの際に取り入れていることがあります。資料はもちろん用意してその中にはいろいろな文章などを書いていますが、資料中のあまり重要ではないところを意図的に言わなかったりしています。

発表することに慣れていない時期には資料に書かれている文章などをすべて伝えないといけないという気持ちになりがちだと思いますが、優先度が高い内容を伝えて他は割愛したほうが発表が冗長せずにすっきりして聞く側も疲れなくてちょうどいいです。

少し慣れてくると資料中の文章以外のことを言ったりするのもいいと思います。著者のように課題提起をするのも一つの手段ですが、内容の裏側に潜んでいる背景などを伝えると聞く側の興味を引き付けることができると思います。

ここでの僕のコツとしては、紙での資料を使っての発表の場合は手持ちの資料のスライド毎に、隅の方に資料中の内容以外のことをメモして発表に変化を加えたりしています。

これらのことを取り入れて、著者のように課題提起でその他を30%というわけではありませんが、僕はその他の部分を資料中以外の言葉などを取り入れて「本題70%・その他30%」のバランスを意識してみようと思います。

トークで目線をリードする

“話者の視点”が前提の代名詞「あれ・これ」に要注意

「これ」とか「あれ」といった距離感というのは、あくまでもプレゼンター自身の視点を前提としているからです。話し手にとっての「これ」が、聞き手にとって「これ」であるわけではないのです。

僕も発表の時や普段の会話でもついつい使ってしまう「これ」とか「あれ」。聞いている側にとっては何をさしているのか分からなくなってしまいますよね。著者も書いていますが、完全になくすこともできないと思うので、代名詞を使うのはできるだけ少なくするように心がけるぐらいがちょうどいいと思います。

プレゼンに流れを生む!! 「スライドまたぎ」トーク術

パワーポイントの資料を用意して、発表の時には資料に沿って話をすることが多いです。

僕も自覚をしていて直したいと考えている癖ですが、スライドが切り替わる時の口癖です。思わず「えー」、「あのー」が非常に多いことを自覚しています。資料の内容が頭に入っていない時は特に回数が多くなっています。言っている自分で言うのもあれですが、回数が多すぎると聞く側にとっては耳障りだと思うし、自身の無さを聞いている側に露呈してしまっています

そこで、著者がアドバイスしてくれている内容が

これを直す方法は1つしかありません。「スライドAについてのトーク→スライドBに切替え→Bについてのトーク」ではなく、「Aについてのトーク→Bへのフリ(導入)→Bに切替え→Bについてのトーク」の順で話ができるようにトレーニングをする。

僕はこの本を読んでこの箇所については「なるほど!」と思いました。著者も本の中で書いていますが、「どういうスライドがどの順番で配置されているのか」を把握しておくということです。

「えー」とかの口癖が出てくる原因は、次のスライドが表示されたときに頭の中でスライドの内容を理解する時間が欲しくなるからです。そのために、表示されているスライドAのトークをしながら、次のスライドBの内容をわかるようにしておけば心配している口癖の回数も減らすことができると思います。

そして、次のスライドの内容理解しておくために役立つツールとしては、本の中でも書かれていますが、パワーポイントには発表者ツールというものがあります。どのようなツールかと簡単に説明をすると、発表者が見る画面と聞く側が見る画面の内容が変わります。発表者が見ている画面にはトークをしているスライドと次のスライドの画像が表示されていて、聞く側が見ている画面にはトークをしている分のスライドしか表示されません。

こうすることでトークをしながら次のスライドの内容を知っておくことができるので、次のスライドへのフリ(導入)をすることができ、「えー」とか「あのー」の口癖を減らすことができると思います。

日本人でもできる「手・指・身体・目線」の動かし方

ここの内容についても非常に重要だと思います。

僕もこれまでに、会社で朝礼の時に日ごとに交代でスピーチをしています。その時に感じたことは、スピーチをしている人は、前後のどちらかで腰より低い位置で手を組んでいて、それと、じっとただ立っていて動きません。特にこれはあまり良くないなぁと感じていることは視線が下を向いて話をしている姿です。

これらの体のしぐさは日本人には多いように感じます。

スピーチしている人は聞いている側に何かを伝えたいわけですが、下を向いて固まっていると内容は相手に響かないです。

スピーチをしている人は少しの動きをしている方が、聞いている人に注意力引き出すことができて興味を持ってもらえます。動きをした方がいいといって周辺を走り回るのではなく、手や指を動かしてみたり、体の向きを少し変えるだけでも印象は変わってきます。そして、目線は一点集中ではなくしっかり顔を上げて全体に目線を配ることができればだいぶ印象は良くなると思います。

「おへその前で手を組む」を基本姿勢にする

ここの内容も読んでいて「なるほど!」と感じました。

私がおすすめしているのは、おへその高さくらいで手を組む姿勢です。手の組み方は、クリスチャンの「お祈り」のように指をからめず、左右の手の平を少しずらして自然に合わせるスタイルがおすすめです。

「日本人でもできる「手・指・身体・目線」の動かし方」でも少し触れましたが手の位置は腰から下ではなく、おへその位置にしているだけでも印象はずいぶん違います。僕の職場での朝礼のスピーチでも話す人の手の位置は、緊張感があるのだと思いますがほとんどが腰より低い位置でがっちり組んでいます。そして、話し方も淡々としてこれだと印象として固い感じがします。

著者も書いていますが、手は腰より高い位置のおへそ付近もしくは胸付近で自然と組んだ方が見ている方に安心感と期待感を持たすことができます。

僕はこの本を読んでからは手の位置を少し意識するようにしています。仕事で立ってしゃべる時には手の位置を意識するようにしています。
それと、できるだけ自然に手の位置を持っていけるようにするために、周囲から不思議がられない程度に通勤中の歩きの移動中におへそ付近で手を組むようにしたりしています。

さいごに

今回は、プレゼンは「目線」で決まるを読んでみて、これを取り入れたら発表やスピーチの印象が良くなる思ったことを備忘録として書いてみました。

他にも、思わずやってしまいそうな「指し棒」「レーザーポインタ」の致命的な欠点や、目線をリードするための視覚芸術の鉄則「3分割法」をスライドに応用するなどのスライド作りに参考になる内容など紹介したい内容はたくさんありますが、書きすぎるとネタバレになるのでこのぐらいにしておきたいと思います。

全体にわたって書かれていることは、やはり相手の目線をどう動かすかということが重要だということです。相手の目線をうまく誘導することでプレゼンやスピーチの印象が随分変わるといったことがプレゼンは「目線」で決まるに詰まって書かれています。

本当にプレゼンにおいて重要なことなどが書かれているので是非ご覧いただければと思います。
仕事において商談やプレゼンや勉強会での発表することが多く、自分のプレゼンなどに自信がない人は、プレゼンのテクニックやコツなどが書かれているのでぜひ一度読んでほしいと思います。目次を見ているだけで自分に不足している特徴などを補う参考になると思います!

僕は、この本はバイブルとして今後も置いておこうと思います。