先日の1章、2章に続いて3章を読んですべての本を読み終えました。
後半の3章では主に以下の内容を含んだ 「強いコトバ」を作る技術が紹介されています。
1、サプライズ法
2、ギャップ法
3、赤裸裸法
4、リピート法
5、クライマックス法
それぞれの技術内容は本を読んでいただきたいと思いますが、ギャップ法が最も印象に残ったので、
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「リピート法」を紹介します。
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この技術の内容はシンプルで繰り返し口に出したりすることです。
本の中の文を引用しますが、童謡で
さいた さいた チューリップのはなが~♪
という歌を聴いたことは多くの人があると思います。
この、「さいた さいた」 とリピート(繰り返し)する事で聞き手の記憶に残りやすくする方法です。
サビの部分などで、1コーラス目と2コーラス目で同じフレーズが入っていることはよくあるなど、
この方法はほとんどの歌にも取り入れられているのは言うまでもないと思います。
その他のケースで言うと、英単語の勉強でもノートに書き込んで繰り返し口に出して覚えたりするのもこの技術の一例だと思います。
また、私の人生の中で最もこのリピート法で記憶に残っているのが、故スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学で演説をした時の内容です。
その演説(スピーチ)は今でも伝説のスピーチとされています。
そのスピーチの終盤にこのコトバが3回出されています。
Beneath it were the words: “Stay Hungry. Stay Foolish.” It was their farewell message as they signed off. Stay Hungry. Stay Foolish. And I have always wished that for myself. And now, as you graduate to begin anew, I wish that for you.
Stay Hungry. Stay Foolish.
Thank you all very much.
この “Stay Hungry. Stay Foolish.” (貪欲であれ。愚かであれ。)というコトバがスティーブ・ジョブズ氏が大学の学生に最も伝えたかったことだと痛感し、最も記憶に残ったコトバになりました。
伝説のスピーチを聞きたい方はこちら https://www.youtube.com/watch?v=Hd_ptbiPoXM
これまでの内容のように、リピート(繰り返す)事でエネルギーが生まれ、強いコトバ」が作られるのだと思いました。
「伝え方が9割」をすべて読んでの感想
すごく参考になる内容は多かったです。
特に1章と2章は主に口に出して発言する際に活用できそうな点が多かったです。
生活や仕事の面においても、少し本の内容を取り入れることで聞き手の印象も大きく変えることができると思います。
後半の3章は主に文章を作る際には非常に参考になると思いますが、公式文書などを作成するようなビジネスシーンではあまり使いにくい内容がありました。
でも著者のようにコピーライトを作成するような仕事をされている方には活用できる内容は多く含まれていると思います。