ネットやラジオのニュースでよく聞いたり見たりするニュースがあります。
米国のアマゾンが「Amazon Go(アマゾン ゴー)」というサービスを展開します。
このサービスがどのようなものかざっくりいうと、買い物でレジを通さず自動会計してくれます。
下手に語るより動画を見てもらえば一目瞭然です。
既に、アマゾンの社内のコンビニでは検証的に導入されていて、この仕組みを市場に展開していく予定のようです。
アマゾンは、多くの人が既にご存知の通りネットショッピングの企業ですが、このサービスの展開に合わせて実店舗の展開も進めていくようです。もしかしたら、実店舗展開以外でもAmazon Go(アマゾン ゴー)の仕組みをライセンス提供のような形で企業に展開していくのかもしれません。
買い物の流れとしては、アプリを起動して店内に入る。そして、改札のようなゲートを通過するときにアプリを起動したときに表示されるQRコードのようなものを読み込ませます。おそらく、この時までにアマゾンの会員登録(アマゾンプライム)は必須になると思います。そうしないと、決済のための引き落としの口座が準備できません。
そして、店内で商品を取ります。
この時に、どの商品を取ったかを判断するために、店内の監視カメラやセンサーが稼働して画像認識などの技術を応用したAI(人工知能)とディープランニングの仕組みを使用してお客さんの行動を解析しているようです。このあたりの説明は動画の方でも語られています(英語ですが)。
それから、買いものかごではなく自分のカバンに直接いれる仕組みが取れるので(一見、万引きのように見えてしまいますが)、レジ袋の削減やマイバッグの普及にもつながると思います。というか、これまでのようなレジでの作業が無くなるのでレジ袋の提供も無くなるかもしれないので、必然的に自分のバッグを用意していると思います。それに、Amazon Go(アマゾン ゴー)の仕組みでは決済情報が紐づけられたアプリが無ければ店舗に入ることもできないので、万引きの抑制にもつながって良い効果が多いと思います。
そして、取った商品は個人ごとのカートに追加されていきます。商品を棚に戻した時も会計の対象から当然外れます。
さいごに、お店を出ます。
この時に従来のようなレジでの会計が不要なのがすごく画期的です。アマゾンはこの仕組みをjust walk out(歩いて出ていくだけ)と謳っています。
それに、レジは通過するだけなので人の流れの滞留が起きることも無いので、ストレスを感じることも無いでしょう。
このような流れの買い物は本当に未来的で画期的です。
まずは、2017年から米国からの展開のようですがいずれは日本でも展開されてくるのは間違いないと思います。もしかすると、レジで商品を通す作業が不要になるので、実店舗型が中心のコンビニなどからは店員の姿が消える日も遠くないと思います。
アマゾンであれば、更に商品の陳列はロボットが行うような仕組みが始まるのもそんなに遠くないと思います。