最近はうちの奥さんと『家』について話をするようになりました。
このまま賃貸に住み続けるのか、一戸建てやマンションの分譲を購入するのかが大きなテーマになっています。
子供が1歳9か月で、将来的に幼稚園や小学校以降の通学ことなどの課題もあるので、その時に家の場所などの問題があります。
賃貸に住み続けるのであれば、その気になれば引っ越しもしやすいですが、分譲になると引っ越しは難しいので分譲の場合は場所選びは慎重になります。
僕自身は賃貸のままという選択肢もありだと考えています。建物は年数が経つと老朽化してくるので、10年~15年毎に新しい住居へ引っ越すというのもアリだと思います。
まぁ、とりあえず僕の考え方は置いといて今回は分譲を選んだ場合の話を書いていこうと思います。
まず、僕たち夫婦は新築ではなく中古物件を探そうとしています。中古にしようとしている理由は費用を安く抑えたい気持ちがあります。
でも、中古物件だと設備が古くなっていることが気になるので、『リノベーション』を利用したいと考えています。
「リフォーム」と「リノベーション」の違い
リフォームではなくリノベーションという表現を使っている理由は、リフォームは「元に戻す」、リノベーションは「作り直す」という考え方の違いを持っています。
リフォームの場合は雰囲気を保ちながら壁紙を張り替えたりキッチンを新し物と置き換えるようなイメージで、リノベーションは既存の壁を取っ払って間取や雰囲気を大胆に変更を加えるイメージです。
リノベーションのメリットとして考えていることは、自分の好みの間取りや雰囲気に変更できることが大きいです。リフォームの場合は既存の環境を綺麗にするだけなので、自分の要望は通りにくいですが、リノベーションは中身を一度クリアにして設計からできるところが大きなメリットです。
古くて安い物件でもリノベーションで作り変えることで新築のような気分を味わうこともできると思います。雰囲気も設計次第で自分好みに作ることができるので、例えば部屋全体をモダンな感じにしたり、コンクリ打ちっぱなしにしたり、木を基調として古民家風にしたり、北欧風な家具を集めてアンティークにしたり自由度の高さは抜群です。
僕が分譲を購入してリノベーションをするとしたら、古くなると味が出るようにしたいので、木を基調とした少し古民家のような内容にしたいと思います。
一戸建てとマンションはどちらがいいのか(僕の主観)
分譲でも一戸建てなのかマンションの選択が必要ですが、僕はどちらかというと一戸建ての方がいいと考えています。
中古物件の価格相場としてはマンションの方が安いですが、住み始めてからは分譲のローン以外に修繕積立金や管理費などで月額約2万円強の費用が必要です。その他にマンションでも別途で固定資産税も必要です。
そして、僕がマンションを選びたくない最大の理由は、自身の部屋はリノベーションをして綺麗になったとしても、マンション全体の老朽化により建て替えが必要となった時に住み続けることができない可能性があるからです。
マンションは集合住宅なので建て替えが必要となった時は居住者の一定の賛同があれば建て替えをすることができます。建て替えの時に同じところに住み続けるためにはまたマンション一室分の費用が必要です。
こういった事情もあり、マンションを中古で買った場合は下手したら30年間も住むことが出来ないかもしれません。
でも、一戸建ての場合は土地から建物までが自分の物になるので、建物全体が古くなってもマンションのように周囲の住人に影響されず、建て替えるかなどの判断は自身だけの判断ですることができます。それに、一戸建てのリノベーションの場合は建物全体の強度の見直しも入ると思うので長く住み続けることができます。
一戸建ての場合で懸念していることは、賃貸の時と違って家が古くなって汚れたりしてきた時の修繕費が突然必要になってくることでしょうか。マンションの場合は強制的に積み立てられますが、一戸建ての場合は自身の預金から支出することになります。でも、先にも書きましたように木を基調にして古民家的なリノベーションをすることで、年月が経過するとむしろ味が出てくるような工夫もできると思います。
あと、中古物件を探している時に気にしていることは、リフォーム済みの物件は少し残念な気がしています。不動産屋さんは中古物件を売りやすくするために壁紙や水回りをリフォームすることは多いけど、リフォームをしてしまった分を売り出し価格に上乗せしているので物件の値段が高くなります。
そのリフォームの内容は買う側の意見などは取り入れたりはしていないので、デザインとかは物足りないことが多いと思います。むしろリフォームなどはせずに箱だけを販売してあとは自由にリノベーションできますよといった売り出し方の方が印象が良くなるといったいろんな見方が出来ると思います。
リノベーションの費用について
一戸建てとマンションでリノベーションをしたときの費用について、どちらが安いかというとマンションの方が安いです。
理由としては、マンションの場合は構造は既存の物をそのまま利用して内装だけを改築します。一戸建ての場合は建物の基礎や骨組みから見直すことが多いのでその分の費用が高くなると思います。
マンションと一戸建てのリノベーションの費用の情報として、LOHAS studioというリノベーションをしている会社のページを紹介します。
サイトを開いてみてもわかるように1,000万円もあれば、一戸建ての場合はキッチンの配置変更(水管工事も含む)などを含む間取りの変更に加え、耐震補強や外壁にまで手を加え、マンションの場合であればより一層デザインにこだわることが出来るみたいです。
僕は家を持つとしたら都心部より田舎の方がいいので、田舎の方では築20~30年程度であれば1,000万円前後で購入できる物件もあります。そこから考えると、中古住宅とリノベーションの費用で約2,000万円で家を設計しながら建てることができると考えています。
設計から家を建てることでは注文住宅でもできますが、リノベーションの方が費用が安い特徴があります。建売の住宅であれば費用は同じぐらいだと思いますが、既製品なので間取りや雰囲気にこだわりを入れるのはなかなかできません。こういったところでもリノベーションは設計の自由度も高くて費用面にも大きなメリットがあると思います。
さいごに
リノベーションというのはここ数年から出てきましたが、すごく有効な住居選びの選択肢だと思います。
間取りの変更や雰囲気作りなどの設計からできますし、建売物件と同等もしくは以下の費用で家を持つことができるのですごく魅力的です。
注文住宅を建てるには費用的に難しいけど、中古物件を買い取って少しお金をかけて自分好みの家にしたい場合にはノベーションは最適な家選びだと思います。
リノベーションは空き家を活用するので、現在問題となっている空き家問題にも良い影響を与えると思うので、どんどん促進されたらいいと思います。