昨今のスマートフォンの高さには訳がある。でも、負担の大きさは悩ましい。
最近のスマートフォンの価格が高すぎる。
ネットの情報ではiPhone X(テン)は13万円~、Galaxy S8が11万円~。その他のメーカーにおいてもハイエンドモデルになると約8万円~。。。
13万円も出すのであればスペックがそこそこ良いパソコンを買うことが十分できます。
ドコモなどの3大キャリアと契約をしていたときでは月々ポートが付いてくるので、実質の端末負担額としては上記の約半額で買うことができたかもしれないが、単独で格安SIMの契約をしていると端末代のサポートがないので全額負担になります。
サポートが無いにしても格安SIMのほうが最終的に費用は抑えることができるとしても、一括で上記のような費用を払うには勇気が必要です。
勇気をだして一括で払っても2年で端末の入れ替えをするのはもったいないので、端末を3年以上使用して償却期間を延ばして一ヶ月あたりの割安感を出したほうが良いと思います。
スマホが高い理由(持論)
でも、スマートフォンの価格がここまで高くなるには理由があると思っています。
スペックの高さ
理由としてはまずは、本体スペックが高い。
CPUのコア数でも8コア、メモリも4GB以上とパソコン並みの数値です。ここまでのスペックがあればスマホの操作性の向上にも繋がってタッチ操作も快適になるので、反応速度など操作ストレスもほとんどなくなると思います。
それに、ここまでのスペックがあればまさにパソコン並みの作業ができます。
Androidでもマイクロソフトオフィスが使えたりするので、スペックが低いパソコンを使うよりもスマホを使ったほうが仕事も捗るのではないでしょうか。最近ではスマホを外部ディスプレーに接続するとキーボード・マウス操作もできる製品もあったりするのでスマホでの業務は十分可能だと思います。
それから、iPhoneやGalaxyの価格が高い最も大きな理由としてはディスプレイの性能に有るとも言われています。6インチクラスの画面サイズに有機ELディスプレーが搭載されていることが価格の高騰に繋がっているようです。
僕も家電量販店などで有機ELのディスプレーを見たことがありますが、本当に感動レベルの映像の綺麗さがあります。
多様性の高さからの概念の変化
スマートフォンでここまでのスペックが必要かという疑問もありますが、やっぱりスペックが高くなることで、できることの範囲が広がってきているのは間違いないです。
ガラケーのときと比べてできることが格段にできることが増えています。
先に書いたようにマイクロソフトオフィスの操作もできるので、ビジネスの分野でも十分使えたりします。
CPUのコア数やメモリ容量の向上によって画像処理でもスマホは活躍しています。実際に、僕も子どもの写真をレタッチするためにAdobeのLightroomやGoogleのSnapSpeedを使っていますが、パソコンの必要性は無くスマホで済ますことができます。
その他、アマゾンプライムでビデオを見たり、回転寿司のアプリで来店予約をしたり、スケジュール管理をしたり、テレビ電話をしたり、キュレーションサービスで情報を集めたり、アマゾンアプリで買い物をしたり、ハイレゾ音源の音楽を聴いたり、銀行口座を確認したり、クレジットカードの利用状況を確認したり、電車の乗り換え案内を調べたり、オンラインストレージサービスでファイルを保存してあらゆる端末から操作できたり、インターネット経由でラジオ番組を聴いたり、会計管理をしたり、サーバにSSH接続したり、QRコードを読み込んだり、他要素認証のためのワンタイムパスワードを管理したり、天気予報を確認したりなどなどガラケーのときと比較をして多様性が格段に上がって、「携帯電話=通話のためのツール」という考え方から概念が大きく変わっているのも間違いないと思います。
まとめ
iPhone XやGalaxy S8など最近のスマートフォンの価格が高いです。10万円以上も払うことになるとパソコンを買うことができるレベルです。できるだけ長く使用してコスト感を抑えるなどしないと「携帯電話を持つ」ということに対するコストが高すぎです。
ただし、上述したように単純にCPUやメモリの数値スペックが上がっていて端末資産の価値が上がっていたりするのも理由になると思いますが、それ以上に生活においてスマートフォンさえあれば何でもできてしまう多様性の高さも価格の高さにつながっているのだと思います。
何か目的ができて端末が必要になったときに、パソコンではなくスマートをまずは手にする姿が多いということに象徴されていると思います。
しかし、生活費においてのスマートフォンにかかる費用の割合は高いので、いくら便利だといっても端末代の高さは考え物かなと思います。