最近は格安SIMだけではなく、格安スマホも増えてきましたね。freetelが出している 雅(FTJ152C-Miyabi)というスマホはなかなかのスペックで値段も19,800円とかなり高いコストパフォーマンスです。
参考:FREETEL 雅
そこで、格安スマホの雅と格安SIMの組み合わせと、ドコモでiPhone 6sを利用した時の費用比較を参考までにシュミレーションしてみます。
機能(スペック)比較
まずは雅とiPhone 6sのスペック比較です。
項目 | MIYABI(雅) | iPhone 6s |
OS | Android5.1 | iOS9 |
CPU | mediatek クワッドコア1.3GHz | A9 |
ディスプレイ(解像度) | 5インチ(720×1280) | 4.7インチ(1334×750) 3D Touch搭載Retina HDディスプレイ |
解像度 | 720×1280 | 326ppi |
RAM | 2GB | ? |
ROM | 32GB | 16GB/64GB/128GB |
カメラ | 背面1300万画素/前面500万画素 | 背面1200万画素/前面500万画素 4K動画撮影 |
電池容量 | 2200mAh | 1,715mAh |
サイズ | 142×72×8.2mm | 138.31 × 67.1 × 7.1mm |
重さ | 150グラム | 143g |
価格(税別) | 19,800円 | 86,400円(16GBモデル) |
表を見てみるとOSのアーキテクチャがそもそも違ったりCPUの性能もベンチマークをすると雅は劣ると思いますが、それでも雅は普段使いするには十分な性能です。
値段に関して言えば、雅はiPhone 6s(16GB)の約4〜5分の1です。スマホの市場から見ても圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。
費用比較
続いて費用の比較です。条件としては端末代は一括購入、雅のSIMは楽天モバイルの通話SIMの10GBのプランです。通話料は従量課金になるので楽天電話を使った場合は月間の通話料は約500円と想定しています。
参考:楽天でんわを2ヶ月ほど使ってみたので、レビューします。
そして、iPhone 6sはドコモで契約するとして、プランは標準的な内容で、かけ放題とデータMパックの組み合わせを想定しています。
項目 | DOCOMO iPhone 6s(16GB) |
freetel 雅 | ||
一括購入 | 端末代 | 86,400 | 端末代 | 19,800 |
月額費用 | かけ放題 | 2,700 | 通話SIM 10GBプラン |
2,960 |
SPモード | 300 | |||
データMパック (5GB) |
5,000 | 通話料 | 500 | |
月々サポート (24か月) |
-2,600 | |||
合計 | 5,400 | 合計 | 3,460 |
この条件のもとで4年間利用した時の費用をグラフで表すとこんな感じです。オレンジの線がiPhoneで青い線が雅を楽天モバイルで使った時の内容です。
端末代の差が大きいこともあって初月から圧倒的な費用差ですね。雅の2年間にかかる費用がiPhoneの端末代とほぼ同じくです。
そして年月が経過していく毎に差は開いていきます。2年(24ヶ月)経過した時点では約12万円の差ができます。グラフを見てもわかるようにドコモは25ヶ月目からは月々サポートが無くなるので、その分が加算されて割高になります。48か月経過した時点では約23万円もの差ができます。
こんなに費用の差が出るとやっぱり、格安スマホと格安SIMの組み合わせは本当にアリだなと感じます。
あと、端末代は少しお金をかけてもいいけどSIMロックフリーの端末を用意して、回線についてはドコモなどの大きなキャリアを使うのではなくて、ランニングコストを抑えるために楽天モバイルのような格安SIMを選ぶべきだと思います。
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