「xcache」でWEBサーバを表示速度アップ

「xcache」でWEBサーバを表示速度アップ

本業はサーバのエンジニアなので、ワードプレスのプラグインを使わず、エンジニアらしくWEBサーバのパフォーマンスを向上させてみたいと思います。 方法:ワードプレスはPHPのプログラムが多く使われているので、アクセラレータxcacheのインストールを行います。 計測方法:http://www.webpagetest.org/ でWEBサーバのパフォーマンスを計測します。 環境:CentOS release 6.4 (Final)     Apache/2.2.15    PHP 5.4.17 まずは設定前のパフォーマンスを計測しておきます。 ・URL入力欄に計測をするサイトのURL ・[Test Location]の項目では “Tokyo,Japan” をリストから選択します。 ・[Browser]の項目では “Chrome” をリストから選択します。 ※各項目の設定は環境に応じて適宜変更してください。 各項目の入力が終わったら、 “START TEST” をクリックします。 しばらくするとこのように評価結果が表示されます。 一目瞭然で、ダメなサイトの象徴でした。。。 さて、気を取り直して以降が設定の開始になります。 xcache-3.0.3をインストール ■ xcacheをインストール # cd /usr/local/src/ # wget http://xcache.lighttpd.net/pub/Releases/3.0.3/xcache-3.0.3.tar.gz # tar xzvf xcache-3.0.3.tar.gz # cd xcache-3.0.3 # phpize # ./configure –enable-xcache –with-php-config=/usr/bin/php-config # make && make install # service httpd restart # cp /usr/local/src/xcache-3.0.3/xcache.ini /etc/php.d/ パラメータを変更する場合 # vim /etc/php.d/xcache.ini # /etc/init.d/httpd restart ■ xcacheのインストールを確認 # php -m (一番下周辺に追加されていることを確認) ============ [Zend Modules] XCache XCache Cacher ============ (モジュール一覧を確認するための設定) # vim //phpinfo.php (追記) ============ ============ モジュールが読み込まれているかを確認する (ページの一覧のどこかにxcacheの項目が表示されていることを確認します。) http://<domain>/phpinfo.php 設定後のパフォーマンスを計測 では早速、xcacheの設定後のサイトのパフォーマンスを計測してみたいと思います。 先ほどと同じように http://www.webpagetest.org/ に各項目を入力して ”START TEST” を実行します。 そうすると評価結果はこのようになりました。 “First Byte Time”が F → C となり多少は良くなったようですが、まだまだ改善の余地は多いようです。